エルマー学童くらぶについて

共働き・母子・父子家庭の子どもたちは、小学校から帰った後の放課後や、春・夏・冬休みなどの学校休業日には、子どもだけで過ごすことになります。学童保育は、父母が働いている間、子どもたちが安全で充実した生活を送ることができるようにとの願いから、大阪で初めてつくられ、全国に広がりました。

エルマー学童くらぶも「保育所を卒所した後も安心して働き続けたい」「子どもたち安全で充実した放課後、学校休業日が送れるように」という願いをもった保護者たちが、学童保育を開設する場所を探し、指導員をみつけ、市役所とも交渉しながら1996年4月に立ち上げた民設民営のクラブです。そしてその願いはバトンのように保護者から保護者へ引き継がれ、エルマ―父母会が信頼され、足利市の委託事業として委託金をいただけるようになりました。30年経った今でも、学童保育を必要とする保護者たち(エルマ―父母会)が家を借り、指導員を雇い運営しています。つまり保護者一人ひとりが経営者の一員でもあります。また、2007年4月からは学童保育を必要とする子どもが増えたので、2か所で保育を行っています。それぞれ「ちとせ」「さくら」をエルマーの頭につけて区別しています。さらに近年また入所希望者が増えて手狭になったため、さくらエルマーの分室として近隣の寿町に建物を1つ借りました(通称「ことぶきエルマ―」)。

「働きながらの子育てはただでさえ忙しい。小学校にはいるとPTA活動も加わって、保護者がやらなければならないことも増えるのに、その上学童保育の運営まで?」と疑問に思われる方も多いと思います。しかし保護者が指導員を雇いあげ、運営に責任を持つことで、保護者と指導員が車の両輪のように対等に学童保育を一緒に考えられることで、「こどもにとっていちばんいいこと」を考えることができます。

学童保育はその必要性が増す中で、社会的責任も大きくなってきました。こどもたちを取り巻く環境も変化していく中で、エルマー学童くらぶも新たな課題に取り組まなければならない時代になり、学童保育事業のほかに、こどもの居場所事業を始めました。学校が苦手なお子さんが利用する「朝からエルマー」と、中高生になっても放課後ホッとできる居場所「サプレ・ことエル」です。

今後も学区再編など新たな地域課題が出てくると思いますが、何もないところから学童保育を創り出してきた先輩たちに学んで、私たちも子育ちを楽しみながら、“できる人ができる時にできる事を“をモットーにさらに「こどもにとって一番いい!」エルマー学童くらぶとなることを目指しています。新たな居場所事業へのみなさまのご支援をお待ちしております。

~なぜエルマー学童くらぶというのですか?~

『エルマーのぼうけん』という本をご存知ですか?

クラブの名称の「エルマー」は、児童文学の名作『エルマーのぼうけん』(ルース・スタイルス・ガネット作、福音館書店)に出てくるやさしさと勇気にあふれた主人公の名前から取ったものです。

エルマー学童くらぶの創設メンバーの子どもが名づけ親です。